神戸新聞公式「うっとこ兵庫」

兵庫県の地方紙「神戸新聞」です。さまざまなテーマに沿って過去記事をピックアップし、記事…

神戸新聞公式「うっとこ兵庫」

兵庫県の地方紙「神戸新聞」です。さまざまなテーマに沿って過去記事をピックアップし、記事の背景や、記事を選んだ筆者独自の視点なども交えて紹介します。「おもろいやん」「ええやん」と思った方、ぜひフォローとスキをお願いします。

記事一覧

昭和は遠くなりにけり?

史上最も長く使われた元号が「昭和」です。昭和64年で平成に改元されました。明治、大正、昭…

「E―ディフェンス」。世界最大の実験装置が明らかにしてきたものは―

神戸市に隣接する三木市に巨大な実験施設があります。ビルをすっぽり収めることもできる施設の…

「で、それがどうした?」。思わず突っ込みたくなるプライベート全開な記者コラム!

新聞の「コラム」とは何ぞや? 現場の記者にそう問い掛けると、さまざまな反応が返ってきます…

CMでおなじみの音や動き、実は商標登録されていた!

テレビCMや日常生活などで、耳にしたり目にしたりするあんな音やこんな動き。実は、その商品…

ウチナーンチュの記憶 兵庫のリトル沖縄「尼崎・戸ノ内地区」

 沖縄県が本土復帰してから5月15日で50年を迎えます。沖縄と兵庫のつながりをさかのぼれ…

サルの群れで「人間とは何か」を考えた。故・河合雅雄さんの言葉を振り返ります。

 「人間とは何か」  その問いから「サル学」を切り開いた霊長類学者、河合雅雄さんは、20…

昭和は遠くなりにけり?

昭和は遠くなりにけり?

史上最も長く使われた元号が「昭和」です。昭和64年で平成に改元されました。明治、大正、昭和、平成、令和と元号別の人口でも昭和生まれが最多です。どこか懐かしい昭和を扱った記事を、播州人3号が紙面に追いました。

人口の7割が昭和生まれですが、平成、令和と新しい元号が登場し、「昔の」「古くさい」のイメージも強まっています。
「昭和な」という表現が使われだしたのも身近でなくなってきたためでしょうか。

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「E―ディフェンス」。世界最大の実験装置が明らかにしてきたものは―

「E―ディフェンス」。世界最大の実験装置が明らかにしてきたものは―

神戸市に隣接する三木市に巨大な実験施設があります。ビルをすっぽり収めることもできる施設の愛称は「E―ディフェンス」。世界最大の震動装置が備わっています。兵庫の世界一と言えば、明石海峡大橋(残念ながらトルコの吊り橋に抜かれトップの座から陥落しましたが…)やスーパーコンピューター「富岳」が有名ですが、こちらも堂々の世界一。ただ、ほかの施設ほどは知られていないようで、播州人3号が完成までさかのぼって紹介

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「で、それがどうした?」。思わず突っ込みたくなるプライベート全開な記者コラム!

「で、それがどうした?」。思わず突っ込みたくなるプライベート全開な記者コラム!

新聞の「コラム」とは何ぞや?

現場の記者にそう問い掛けると、さまざまな反応が返ってきます。

まじめな人ならば、「話題になっているニュースに絡めて自分の考えや思いをつづるもの」だとか、「取材を通して感じたことや裏話なんかを書くもの」だとか、そういった類いの答えになります。

四季の変化、いわゆる季節感を出したり、有名な一節を引用したり、何気ない日常を織り込んだりすることを大切にする人もいます。

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CMでおなじみの音や動き、実は商標登録されていた!

CMでおなじみの音や動き、実は商標登録されていた!

テレビCMや日常生活などで、耳にしたり目にしたりするあんな音やこんな動き。実は、その商品を製造する企業が商標登録をしているものがあるんです。インターネットやスマートフォンの急速な普及を背景に、悪用を防ぎ、知的財産を保護する意識が高まっているためです。兵庫県内や関西の会社も続々と出願・登録しており、おなじみの音楽や懐かしいフレーズが目立ちます。そこで、10年近く企業担当記者を経験したヨーヨーマミーが

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ウチナーンチュの記憶 兵庫のリトル沖縄「尼崎・戸ノ内地区」

ウチナーンチュの記憶 兵庫のリトル沖縄「尼崎・戸ノ内地区」

 沖縄県が本土復帰してから5月15日で50年を迎えます。沖縄と兵庫のつながりをさかのぼれば、神戸市須磨区出身で、太平洋戦争末期の沖縄県官選知事・島田叡(あきら)が有名ですが、それ以前の昭和初期(1930年代)ごろから、沖縄の人たちは出稼ぎのために尼崎市や神戸市などに住むようになりました。沖縄県が本土復帰した1972年、沖縄と兵庫は「友愛協定」を締結しました。1975年には兵庫県民の募金で那覇市に「

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サルの群れで「人間とは何か」を考えた。故・河合雅雄さんの言葉を振り返ります。

サルの群れで「人間とは何か」を考えた。故・河合雅雄さんの言葉を振り返ります。

 「人間とは何か」
 その問いから「サル学」を切り開いた霊長類学者、河合雅雄さんは、2021年5月14日、故郷である丹波篠山市内の自宅で死去しました。97歳でした。まもなく一周忌を迎えます。
 河合さんは、戦時中の体験から人間の中の残忍さを知ったといいます。そして戦後、サルからヒトへの進化の過程を解き明かすことで、人間の本質を探ろうとしました。同時に、児童文学者としてもたくさんの作品を残しています

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