神戸新聞公式「うっとこ兵庫」

兵庫県の地方紙「神戸新聞」です。過去記事の中から、記者らがテーマごとに独自の視点で選び、背景や取材の裏話などとともに紹介します。ゆかりの有名人の逸話や、ほっこりする地域の話題など兵庫の魅力を、毎週水曜正午と土曜午後6時に投稿します。「おもろい」と思われた方、ぜひフォローください

ユニーク記事・記者選

独創的な試みに挑戦した記事や記者を取り上げます

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「で、それがどうした?」。思わず突っ込みたくなるプライベート全開な記者コラム!

新聞の「コラム」とは何ぞや? 現場の記者にそう問い掛けると、さまざまな反応が返ってきます。 まじめな人ならば、「話題になっているニュースに絡めて自分の考えや思いをつづるもの」だとか、「取材を通して感じたことや裏話なんかを書くもの」だとか、そういった類いの答えになります。 四季の変化、いわゆる季節感を出したり、有名な一節を引用したり、何気ない日常を織り込んだりすることを大切にする人もいます。 私見では、どれも正解です。 正解というか、模範解答に近いものです。 私は、さ

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紙面にある3色の◇印、謎の指示「ヘソのみみ削れ」―。新聞のトリビアを紹介します

神戸新聞に「句読点」というコラムがあります。月1、2回、日曜の紙面に掲載され、各部のデスクが新聞製作に関する話題を取り上げます。レイアウトなどを担当する整理部(現・紙面編集部)デスクの書いた記事には、社内でもあまり知られていない、「へー」な内容もあり、そんなトリビア(雑学)を播州人3号が集めました。 まずは上の写真にある三つの◇です。 気づかなかったり、見たとしても気に留めることはないでしょうか。 印刷ミスでも、紙面の飾りでもありません。 けれど作り手にとっては重要な意味を

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作家・塩田武士さんが描く芸人群像!! 記者時代に執筆した名物企画を紹介します

山田風太郎賞、吉川英治文学新人賞などを受けた新進気鋭の作家、塩田武士さんが、2002年から約10年間の神戸新聞記者時代に手掛けた企画の一つが、「笑いの新星 天下とります」でした。 2008年の3月から9月にかけて夕刊に掲載されたこの企画。「Mー1グランプリ」をきっかけに再燃したお笑いブームの中で、もがき、苦しみながらも、一途に笑いを追求し、名を上げようとギラつく若手芸人のリアルな姿を、軽妙なタッチで描いています。 ジャルジャルや鎌鼬(現かまいたち)、麒麟など、今では誰もが

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新進気鋭の作家、塩田武士さん 新聞記者時代の記事3選

「罪の声」や「騙(だま)し絵の牙」などヒット作を連発する新進気鋭の作家、塩田武士さん。 ご存じの方も多いと思いますが、塩田さんは2002年4月に神戸新聞社に入り、記者として約10年間活躍した後、独立して現在の地位を築きました。記者としての経験が創作に役立っているのは確かなようで、当時の体験が下地になっていると思われるエピソードが作品の端々に登場します。 では、塩田さん自身は、いったいどんな記事を書いてきたのか。 今回は私、シャープが、神戸新聞のデータベースに残る署名記事か

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阪神探訪

おしゃれで住みやすいと言われ、地域特有の文化もある阪神エリアの話題を集めました

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ウチナーンチュの記憶 兵庫のリトル沖縄「尼崎・戸ノ内地区」

 沖縄県が本土復帰してから5月15日で50年を迎えます。沖縄と兵庫のつながりをさかのぼれば、神戸市須磨区出身で、太平洋戦争末期の沖縄県官選知事・島田叡(あきら)が有名ですが、それ以前の昭和初期(1930年代)ごろから、沖縄の人たちは出稼ぎのために尼崎市や神戸市などに住むようになりました。沖縄県が本土復帰した1972年、沖縄と兵庫は「友愛協定」を締結しました。1975年には兵庫県民の募金で那覇市に「友愛スポーツセンター」(現在は閉鎖)が建設されるなど、長年交流が続けられています

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70年続いた違法売春街が、たった1枚の紙で消えた理由

2021年11月1日、兵庫県尼崎市で「かんなみ新地」と呼ばれる売春街が突然、一斉閉店しました。いわゆる「ちょんの間」が並ぶ色街として、関西では大阪・西成の「飛田新地」などと共に知られていました。戦後間もなく生まれた非合法の街が、およそ70年も社会に黙認されながら、一日にして姿を消したのはなぜか。 私たち神戸新聞阪神総局の取材班が、働いていた女性や、警察、市などの関係者に聞きました。 緊急連載「色街が消える」を再編集してお伝えします。 ■消えたネオン◆直ちに中止せよ  

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美しく、荒々しく、そしてユニークな阪神地域の山々

 こんちにはド・ローカルです。上記写真は西宮市鷲林寺の西宮甲山高校からの甲山の姿です。神戸新聞阪神総局に勤務していた頃、この場所から眺める甲山が大好きでした。  兵庫の山と言えば、「六甲山」がメジャー過ぎて、阪神地域の山々があまり目立たないのですが、美しく、荒々しく、そしてユニークな山がたくさんあるんです。今回は私のイチオシの山々を紹介します。 〝造形美〟にうっとり 芦屋ロックガーデン ロックガーデンのゴールでもある景勝地、標高447m地点の「風吹岩」から見渡すパノラマの景

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15連覇の猛者もいた!! 新春恒例〝福男レース〟の歴史を振り返る

「かいもーーん」の掛け声に合わせ、朱色の門が開く。待ち構えていたカメラマンのフラッシュが一斉に光る。「うおおおおおーーっ」という雄たけびとともに、男たちが猛然と走り出し、地響きが石畳に広がる。 えべっさんの総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で催される新春恒例「開門神事福男選び」のスタート風景です。 1月10日午前6時、夜明け前の薄暗い境内を駆け抜ける人たちは、おしなべてジャージーやスポーツウェア姿。一般的な参拝者のいでたちとは明らかに異なり、どこからどう見てもランナーです。神

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ディープ神戸

神戸について掘り下げた投稿をまとめています。あなたの知らないKOBEが見つかるかも

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門出の季節に、迫力満点の船の旅立ちを集めました

春は旅立ちの季節です。何かふさわしい記事がないかと探していたところ、進水式が目にとまりました。大海原への門出を、盛大で、迫力ある写真とともに播州人3号がお伝えします。 紙面には潜水艦の進水式がたびたび登場します。 それには理由があります。 潜水艦の建造を神戸が一手に引き受けるからです。 川重、神戸で建造 潜水艦「とうりゅう」進水 海自、21年に配備名前は兵庫県内の名勝にちなんで付けられています。 記事にある通り、潜水艦は川崎重工業神戸工場と三菱重工業神戸造船所が建造し、交

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ロープウエー行き交う街、神戸

神戸でよく目にするものの一つにロープウエーがあります。都市部に近い山上に観光施設が多いからでしょうか。六甲山系に複数の路線があり、車窓にはそれぞれ異なる眺望が広がります。そんな神戸のロープウエーを播州人3号が紹介します。 まずは神戸布引ロープウェイです。山陽新幹線「新神戸駅」近くから布引ハーブ園までの約1・5キロを結びます。高低差は330メートル。車窓から神戸の街並みが一望できます。  「新神戸ロープウェー」として親しまれてきましたが、2010年、布引ハーブ園とともに神戸

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神戸はじめて物語 こんなものが日本初!

 海と山に囲まれた港都・神戸は、明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。神戸で生まれた日本発祥を調べてみると、その数はなんと約70にも上ります。  その中で、今回は「えっ! こんなものが」「へぇ~ そうなんだ」と、思わず声を上げたくなるような日本初を、ド・ローカルが主観たっぷりに3つ厳選してみました。 ①【花時計】愛されて65年 植え替え500回以上 4年前、神戸市役所北側から南側の東遊

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新しい「主役」はシャチ!? リニューアルされる神戸・須磨海浜水族園

「スマスイ」の愛称で親しまれる「神戸市立須磨海浜水族園」が、老朽化に伴いリニューアルされます。計画の提案から整備、運営までを企業などが担う完全民営化です。2024年春のグランドオープン予定で、「海の王者」シャチが新たに登場し、全室オーシャンビューのホテルが建設されるなど西日本最大級の水族館を目指します。変革期に立つスマスイの歴史と今後について播州人3号が紹介します。 正式名称は水族館ではなく、水族園です。 神戸市須磨区の須磨海浜公園の一角にあり、関西有数の人気を誇る須磨海水

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人工呼吸器をつけ全国で初めて普通学校を卒業した歩さんの35年

人工呼吸器を装着しながら地域の小中高校に通い、大人になってからはヘルパーの介助を受けながら1人暮らしを実現させた女性が、2021年1月に35歳で旅立ちました。彼女の名前は平本歩さん。「寝たきりのパイオニア」と呼ばれていた歩さん。同じ年に生まれた記者が、歩さんが亡くなってから、母の美代子さんを中心に関わりのあった方々に半年間かけてインタビューしました。4回に分けて紹介します(一部有料です)

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人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(4)

■歩さんが遺したもの  人工呼吸器を付けて、当時前例がなかった在宅生活を4歳で始め、地域の普通学校を卒業した平本歩さん。大人になってからは1人暮らしを実現し、交通バリアフリー問題などにも積極的に提言してきました。  神戸新聞記者 久保田麻依子 ◆パーティー準備 通夜で在宅30周年祝おう  2017年5月3日、母の美代子さんや、兄2人の家族らと大阪・舞洲にバーベキューへ出掛けた。  「みんなおいしそうに食べていました」と日記につづる。2日後に迎える父・弘冨美さんの命日

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人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(3)

■自立に向かって 人工呼吸器を装着し、当時前例がなかった在宅生活を4歳で始めた平本歩さん。2011年初春、ついに1人暮らしを決意します。 神戸新聞記者 久保田麻依子 ◆1人暮らし 部屋の愛称は「とんちん館」  25歳になった歩さんは2011年春、1人暮らしへの決意を固める。人工呼吸器を付けた同年代の友人2人が、大阪・箕面市で共同生活に挑戦していることに刺激を受けた。そして何にも増して、亡くなった父の弘冨美さんがくれた「自立に向かって邁進せよ」との遺言に突き動かされ、ず

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人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(2)

■周囲の支え 全力で寄り添った父  人工呼吸器を装着しながら、当時前例のなかった在宅生活を4歳で始め、地域の小中高校に通った平本歩さん。その35年の生涯は、父の弘冨美さんの存在を抜きには語れません。                      神戸新聞記者 久保田麻依子  「制度の壁こじ開けた35年(1)」はこちら ◆人工呼吸器を付けた子の親の会 発足   生後3カ月から歩さんが入院していた淀川キリスト教病院(大阪市)で、人工呼吸器を付けた子の7家族が院内グループとし

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人工呼吸器をつけ 全国で初めて普通学校を卒業した歩さん 制度の壁こじ開けた35年(1)

■病院で一生を過ごす それって幸せ? 人工呼吸器を装着しながら地域の小中高校に通い、大人になってからはヘルパーの介助を受けながら1人暮らしを実現させた女性が、2021年1月に35歳で旅立ちました。 彼女の名前は、平本歩さん。 障害のあるなしにかかわらず普通学校で共に学ぶ「インクルーシブ教育」の草分け的存在として、兵庫県尼崎市を拠点に全国で講演活動をしてきました。 その存在は、亡くなってからも多くの人たちの背中を押し続けています。 「寝たきりのパイオニア」と呼ばれてい

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うーん、難読

難読地名や難読名字…。「読みにくい」でまとめました

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「峯」「峰」「嶺」。「取り扱い注意」の姫路の地名

播州人3号です。難読地名を何度か取り上げてきましたが、われらが播州・姫路には、市民でもどっちやったっけ?と迷う地名や施設があります。世界遺産・国宝姫路城に近く、あの戦国武将ゆかりの地で使い分けられる「みね」の字について紹介します。 「難読」を紹介する投稿はこちら 駆ける馬に豊作願い 姫路・広峯神社で「祈穀祭」羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に仕えた戦国武将、黒田官兵衛ゆかりの神社で、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)では岡田准一さんが官兵衛役を演じました。 司馬遼太郎の

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粒坐天照、自凝島、乎疑原…。まるで呪文のような神社の名前、皆さんは読めますか?

こんにちは、シャープです。 今回の投稿は、多くの方々にご好評いただいている「難読シリーズ」の続編です。 兵庫県内の難読地名、難読人名と取り上げてきて、「次は何がいいかなあ」と同僚と話し合ったところ、山、川、信号の標識、駅などさまざまなアイデアが浮かびました。そのうえで、神戸新聞の過去の紙面をいろいろと調べていたところ、たどり着いたのが、人気企画「社寺巡礼」(2007年~15年、全364回)です。 土地土地に鎮座するお社の中から、「これは読めへんやろ」という社名を取り上げ

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宍粟、養父、倭文…。全部読めますか? 難読地名の数々

地元の人には当然なのでしょうが、なんでそう読むのか見当もつかない地名があります。「難読地名」と呼ばれ、赴任間もない記者たちのコラムの定番にもなっています。その読みにくさがきっかけで交流が生まれたり、まちのPRに生かしたり…。そんな記事4本を、播州人3号が紹介します。 栗花落、一番合戦、忍海辺、釈氏、泥… 紙面に掲載した「難読名字」の投稿はこちら 最初は兵庫県の西部にある「宍粟(しそう)市」の話題です。 宍粟市 官公庁も誤記 郵便物「穴栗」でも届くけど… 職員ら連呼、PR

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栗花落、釈氏、一番合戦、泥…。地名だけじゃない、難読名字の数々

どうもこんにちは、シャープです。 先日、兵庫県内の難読地名を取り上げた記事をアップしたところ、思いのほか、多くの方々の目に留まったようです。 そこで今回は、シリーズ第2弾ということで、神戸新聞紙面に登場した難読名字にスポットを当てたいと思います。 まずは、日本政治外交史が専門で、防災にも深く携わる有識者の名字です。 ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆ ① 五百旗頭 神戸大法学部教授などをへて、現在は兵庫県立大理事長を務める五百旗頭真さん(西宮市出身)の名字です

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