神戸港を彩った豪華客船
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

神戸港を彩った豪華客船

港とともに栄え、国際都市として成長を遂げた神戸です。神戸港には国内外からモノが集まるだけでなく、海外からの船客らを迎える海の玄関口の役割もあります。新型コロナの影響でクルーズ船の入港は落ち込んだままですが、これまでに港を彩った超大型客船を播州人3号が紹介します。


画像1

全長310メートル でっかいお客 過去最大客船、神戸に入港

 神戸港では過去最大の外国客船となる「マリナー・オブ・ザ・シーズ」(13万8279トン、船籍バハマ)が26日、同港に初入港した。中国・上海発着で、乗客約3千人のうち9割を中国人が占め、早速神戸観光に繰り出した。
 中国発着で神戸に寄港する客船は今年、過去10年で最多の6隻を予定。中国人が商品を大量に購入する「爆買(ばくが)い」による経済効果が期待されている。
 その先陣を切ったマリナー号は日本国内を巡るクルーズで神戸に初めて寄港。同日午後5時ごろ、神戸ポートターミナル(神戸市中央区)に全長約310メートルの船体を慎重に着岸させた。

   (2015年3月27日付朝刊から)

「爆買い」という言葉が懐かしいですね。
大型客船が神戸港に到着すると、消防艇による歓迎の放水や、楽器演奏などでもてなします。
船好きの親子が乗客に旗を振ったり、カメラ愛好家が詰めかけたりして港は賑わいます。

画像2

「神戸っこ」にとって外国船は身近な存在といえます。
兵庫県外の人に話すと驚かれることがありますが、神戸新聞の地方版には、大型船の神戸入港と明石海峡の通過情報が毎日掲載されています。

上の写真にある「四突」というのは「新港第4突堤」の略で、ここには大型客船が着岸するポートターミナルがあります。

掲載された時間と場所を見て、船着き場へと足を伸ばす市民も少なくありません。「船がまだ来ない」という電話を本社で何度か受けたことがあり、入港情報が活用されていることがうかがえます。

アジア最大客船 風船で出迎え 乗客ら歓声 

画像3

 アジア最大の客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8666トン)が25日、神戸港に5カ月ぶりに寄港した。約700人の親子連れが一斉に風船を飛ばして出迎えた。
 神戸市などによると、「クァンタム―」は全長約350メートルで、米国の会社が運航。上海を発着港に、7泊8日の日本クルーズの最終地として神戸港に立ち寄った。乗客約4500人の8割近くが中国人という。
 午後3時すぎ、客船が近づくと、子どもたちから「高層マンションみたい」と声が上がった。風船飛ばしは同市が夏休みのイベントとして各小学校に参加を呼び掛け実施。市消防局の音楽隊が演奏する中、約千個が舞い上がると、乗客たちは客室のベランダに現れ歓声をあげた。

   (2016年8月26日付朝刊より)

船がどのぐらいの大きさなのかは、客船寄港の記事の重要な情報です。全長やトン数、乗客数などを盛り込むようにしていますが、写真にも建物や橋のほか、人などを映り込むようにして船の大きさを際立たせます。

大型船の初入港は翌年も続きます。

巨大客船「ノルウェージャン」神戸初入港 海の〝マンション〟に驚きの声

   (2017年7月11日付朝刊より)

画像4

 今年、神戸に入港したクルーズ客船では最大となる外国客船「ノルウェージャン・ジョイ」(16万7725トン)が10日、神戸港に初入港し、市民の歓迎を受けた。海に浮かぶマンションのように見える巨大な船体を前に、見物客らが驚きの声を上げた。
 米国の会社が運航する「ノルウェージャン―」は全長約326メートルで、昨年初寄港した「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8666トン)に次ぐ大きさ。神戸市などによると、今回は約4300人が乗船し、船内にはゴーカートのレースサーキットやウオータースライダーのついたプールがあるという。
 10日午前9時ごろ、予定より約1時間遅れで、色鮮やかな模様が特徴の船が神戸港に姿を現し、神戸ポートターミナルに着岸。待っていた人たちは「やっと来た」「大きいな」などと声を上げ、うれしそうにカメラを向けた。

▢ ■ ▢ ■ ▢ ■

画像5

クルーズ船の到着に合わせ、船内が特別に公開されることがあります。人気のイベントで、船内の移設など見て回った市民らが優雅な船旅に思いをはせます。

神戸市などが進める誘致の効果もあって、神戸に寄港する客船は増加傾向にありました。2018年は141隻、19年には134隻が入港しました。けれど、20年は新型コロナの影響でキャンセルが相次ぎ、その後も回復していません。

船から降り立った人が神戸市内を巡り、飲食や買い物することを考えると、地元経済への影響も懸念されます。

□ ■ □ ■ □ ■
コロナが収束し、神戸港が再び豪華客船でにぎわう日を待ち望みながら、ほかの客船を写真で紹介しましょう。

画像6

スペクトラム・オブ・ザ・シーズ(16万9300トン)=19年6月

画像7

ゴールデン・プリンセス(10万8865トン)=16年5月

画像8

飛鳥Ⅱ(5万142トン)=18年3月

画像9

  ノーティカ(3万277トン)=17年2月

<播州人3号>
1997年入社。神戸港ほどではありませんが、われらが播州、姫路港でも港の整備や地元自治体による誘致が進み、10万トン級の客船の寄港が実現しています。海外からの船旅の人に、神戸とは違った播磨の魅力も堪能していただきたいです。


#神戸港 #豪華客船 #クルーズ船 #入港情報 #クァンタム・オブ・ザ・シーズ #ノルウェージャン・ジョイ #マリナー・オブ・ザ・シーズ #ポートターミナル  


よかったらフォローもお願いします。姫路城とひつじ雲です(2019)
兵庫県の地方紙「神戸新聞」です。過去記事の中から、記者らがテーマごとに独自の視点で選び、背景や取材の裏話などとともに紹介します。ゆかりの有名人の逸話や、ほっこりする地域の話題など兵庫の魅力を、毎週水曜正午と土曜午後6時に投稿します。「おもろい」と思われた方、ぜひフォローください