話題になった言葉に贈られる「2021ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手をたたえる「リアル二刀流/ショータイム」でした。ほかにも今年を象徴するような流行語がノミネートされました。播州人3号が候補となった30語を紙面で追ってみました。
大谷選手を直接取材することはありませんでしたが、1面コラム「正平調」で「ショータイム」が取り上げられていました。
ノミネートされた流行語で目立ったのが新型コロナ関連です。
「副反応」「自宅療養」「人流」「変異株」「黙食/マスク会食」
新聞紙面で見ない日はなかったのではないでしょうか。
このうち最多掲載は「自宅療養」で、1年で1000本近い記事に使われていました。
新型コロナ関連では、こちらの候補も問題になりました。
「路上飲み」です。
新型コロナ 繁華街 路上飲み常態化
帰宅前に1~2時間、「密なく安心」
三宮の広場 人目少なく〝行きつけ〟に
神戸市、禁止は強制できず
「ジェンダー平等」という言葉は紙面でもよく見かけるようになりました。
けれど、まだまだ理解は広がっていないようです。
「連合・芳野氏は美人会長」
全国市長会長に抗議の意見書
尼崎、芦屋、宝塚の女性3市長
候補の一つ「ヤングケアラー」も重いテーマです。
神戸市は6月、全国で初めて相談窓口を設けました。
介護する若者、1人で悩まないで
ヤングケアラー 神戸市が相談窓口
全国初 初日は4件、早速対応
相談内容を見ると、厳しい状況が浮かび上がります。
ヤングケアラー7割 18歳未満
神戸市相談窓口
半年で44人支援、9人は小学生
家庭支え、学校・職場に行けず
30の候補の中には発表時の記事以外に一度も掲載されていない4語がありました。
「ウマ娘」「カエル愛」「13歳、真夏の大冒険」「スギムライジング」です。
新語としてまだ世間に広く知られていないからでしょうか。それとも新聞が流行に乗り遅れているからでしょうか。
<播州人3号>
1997年入社。1年を振り返る機会にもなる「流行語大賞」の発表ですが、1年たつとすっかり忘れてしまいます。昨年の年間大賞は「3密」、一昨年は「ONE TEAM」、その前は「そだねー」でした。全部覚えてましたか?
#流行語大賞 #ショータイム #ジェンダー平等 #ヤングケアラー #ウマ娘